さとやん

ブログに書くこともあるけど、やっぱり面と向かって言いたい。

バチの話

自分のためのメモ。

 

ドラムスティックについて考慮する要素は、大きく言えば下記の通り。

 

  1. 木材
    ヒッコリー…最もメジャーな素材。安価。密度は他の木材の平均のような感じ。
    オーク…密度が高い。パワフルで重い音色。安価。
    メイプル…軽く軽やかな音色。安価。
    ローズウッド、エボニー、パーシモン等
     …高級。密度が高く、タイトな音色になる傾向がある。
      素材によってかなり個性が出る。ローズウッドとエボニーは対極的な明るい  ↔暗い。場面を考慮した選択ができるとよいと思う。
     ローズウッドについては、ワシントン条約の影響を受けているが、実際どうなってんのかはわからない。
  2. 長さ
    標準は400mm程度。380mm ~430mm と幅がある。
    長いほどテコの力を使いやすくなる。ドラムセットの場合、リーチにも生きる。
    短いと振りやすくなる一方、大きく振ってもダイナミクスは変化しにくくなる。
  3. 太さ
    標準は直径14.5mm程度。12.5mm~18.0mmと幅がある。
    マーチングスネアドラムはこれを超える太さのスティックを使うことも多い。
    ある程度太いほうがグリップが安定する。
    太いほどサウンドも太くなる、逆も然り。
  4. テーパーの長さ
    テーパーとは、スティックの根元から先端にかけての傾斜のこと。
    「ロングテーパー」と言えば、根元から先端にかけて傾斜が長いことを示す。
    叩いた際、ヘッドに伝わる力の程度が変わる。
    ショートテーパーのほうが、奏者のの変化がヘッドにダイレクトに伝わる。
    その意味で、ロングテーパーは繊細な演奏に向いているといえる。
    また、ロングテーパーはスティック先端が軽いため、よくバウンドする。
    ロールしやすい。
  5. チップのサイズ、形状
    チップとは、バチの先端のこと。
    丸型、涙型、オリーブ型、卵型、円錐型、弾丸型、バレル型、四角形など、たくさんある。
    平べったいチップは当たり方で音色が変わったりする。ドラムでも同様。
    丸型はかなり均質。
    バウンドの具合にも影響する。
    疲れてきたので、成書を参照いただきたい。

 

※同一品目のスティック内で発生する個体差について話すと、収拾つかなくなるのでここでは書かない。もし興味があれば、是非とも山本先生のブログを。

 

筆者のバチの一部を紹介。

↓ 国内で取り扱いがなくなったシリーズ。

ロヘマ復活はよ。

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国内カタログから消えた名品たち

 

 

次は、実際的なスティックの選択について、いつか書きたい。